【はじめての妊娠】第5回「運命の日」
全19回に亘ってはじめての妊娠の時のことについて振り返っています。
※最終的に流産となりますが、途中妊娠中の記事もありますので、ご注意下さい。
第5回目の今日は「運命の日」について。
- はじまり ※こちらから1-19全ての記事にアクセスできます。 kasumintea919.hatenablog.com
- 婦人科受診
- 妊活
- 卵管造影検査
- 運命の日
- 妊娠
- 報告
- ちびみ
- 胎嚢確認
- 心拍確認
- 実感
- 異変
- 流産
- 受容
- 確定診断
- 手術
- 愛情
- 回復
- ちびみへ
5. 運命の日
みなさん、ゴールデン期間ってご存知ですか?
不妊治療をされている方なら、一度は耳にしたことがあるかと思います。
卵管造影検査後から6ヶ月間の期間のことをゴールデン期間といい、理由は、造影剤を流すことで卵管の通りが良くなるため、妊娠しやすくなることからそう言うそうです。
先日、卵管造影検査を受けた私は、今まさにそのゴールデン期間な訳なのですが、、、、
「卵管造影検査をしたから、妊娠しやすい今がチャンス!!!」
と私は思えず、、、
「このゴールデン期間を逃したら、また妊娠しづらくなってしまう」
「このゴールデン期間のうちに、絶対妊娠しなければ」
と逆にプレッシャーになっていました。
卵管造影検査後は、毎月定期的に病院に通うようになりました。排卵チェックをしてもらい、タイミング療法を続けました。
朝のほうが妊娠しやすい
と聞いたことはありますか?
私は職場の同僚と知人2人から、「朝の方が妊娠しやすいらしいよ」と言われました。
科学的な根拠はないけれど、実際にそれで妊娠した人たちが言うのだから、効果はあるはず!!!
と、私は藁にもすがる気持ちで、旦那に「朝頑張ろう」と提案しました。
しかし、旦那は平日は朝から仕事のため、勤務前にタイミングをとることは難しく、都合よくチャンス日が土日になるということも、めったにありませんでした。
そうです。
その頃の私は、「タイミング」をうまくとることができず悩んでいました。
私は夜勤のある仕事をしていたため、旦那とすれ違いの生活をしていることもありましたし、
チャンス日に限って旦那が仕事で疲れていて寝てしまうといったことも、何度もありました。
私は、ネットでタイミングどの程度タイミングをとるのが良いのか調べたところ
毎日、もしくは隔日と書かれているサイトがほとんどでした。
しかも、チャンスの期間だけではなく、定期的にとることが大事とも書かれていました。
少しでも確率が上がるのであれば、と、私は毎日でもタイミングをとりたかったのですが
実際は月に3回程度しかとれていませんでした。
「今日だ」というタイミングで毎回できるわけもなく、そのたびに
「どんなに病院に通って検査して排卵の状況を見てもらっても、どんなに妊娠に良いとされる食べ物を食べたり、身体を温めたりしたって、結局仲良しをしなければ子供なんてできるわけないじゃん。」
と悲しくなり、一人で何度も泣きました。
私は、チャンス日のタイミングをどのように旦那に言えばよいのか、悩んでいました。
この頃はまだ結婚して2年目でもあり、子作りのためだけに仲良しをする、というのも義務的になってしまい良くないと思っていました。
「今日チャンス日だから」ということを直接言うのは、それこそ義務的な感じで良くないかなと考え、共通の予定表アプリに、チャンス日がわかるよう入力してみることにしました。
それでも、回数は月に3回程度、チャンス日に取れないことも何度もあり、そのたびに一人で泣いていました。
そのような頃
平成28年11月に温泉旅行に行くことになりました。
本当であれば、職場の同僚とともに行く予定でしたが、急遽来られなくなったため、旦那と2人で温泉に行くことになりました。
私たちが行ったのは、洞爺湖にある「第一滝本館」という温泉で、行くことが決まった後に知ったのですが、同僚曰くそこの温泉は子宝の湯として知られている場所ということでした。
知り合いが何人も、そこの温泉に入った後妊娠したとか。。。
私はまた藁にもすがる思いで、温泉にたっぷり浸かることにしました。
温泉から帰ってきて病院を受診したところ、右側の卵胞が20㎜まで成長していました。
今回少し排卵が遅れており、1日おきにタイミングをとるように医師から言われました。
受診日から2日後に、排卵出血と思われる出血と強い右下腹部痛があったため、これは間違いなく排卵痛で、今もしくは数時間前後に排卵が起きている、または起きるはずだ!と確信しました。
しかし、その日に限って旦那はまた疲れて寝てしまい、タイミングをとることができませんでした。
私はまた一人で泣きました。
次の日の朝、旦那は仕事へ行きましたが、数時間で戻ってきて、「ごめんね」と謝ってくれました。
その気持ちが私はとても嬉しかったです。
そして、無事にタイミングもとることができました。