妊娠出産は奇跡

不妊症&不育症でも子供が欲しい37歳の妊活奮闘記。

【はじめての妊娠】第15回「確定診断」

全19回に亘ってはじめての妊娠の時のことについて振り返っています。
※最終的に流産となりますが、途中妊娠中の記事もありますので、ご注意下さい。
第15回目の今日は「確定診断」について。

  1. はじまり ※こちらから1-19全ての記事にアクセスできます。 kasumintea919.hatenablog.com
  2. 婦人科受診
  3. 妊活
  4. 卵管造影検査
  5. 運命の日
  6. 妊娠
  7. 報告
  8. ちびみ
  9. 胎嚢確認
  10. 心拍確認
  11. 実感
  12. 異変
  13. 流産
  14. 受容
  15. 確定診断
  16. 手術
  17. 愛情
  18. 回復
  19. ちびみへ

15.確定診断

平成29年1月17日、9w2dの日

9割5分流産と言われた衝撃の日から1日経ち
私は再診のため病院を受診しました。
担当の先生は昨日と同じ先生でした。
診察に呼ばれ、内診台に乗り、エコーが映し出されるとそこには、
昨日同様、もう動いていない「ちびみの抜け殻」がありました。

昨日から1日経ち、ネットを検索するなどして

「ちびみは忘れ物を取りに行った。」

と、自分の中で気持ちの整理をつけていたため、
動いていない「ちびみ」を見ても、その現実を冷静に受け止めることができました。

涙は出ませんでした。

内診台から降りるときに、ふと先生側のエコー画面を見ると
そこには私が見ていた画像よりも、より鮮明な「ちびみの抜け殻」が映し出されていて
それを見て、自分の中で完全に「受容」できた気がしました。

旦那と一緒に手術の説明を受けました。
手術のこと、そしてこれからのことを、先生はとても丁寧に、そして親身になって説明してくれました。
「この先生で良かった。」と、心からそう思いました。
流産の原因はおそらく染色体異常ということでした。
念のため、手術後にちびみを検査することになりました。

術前検査として、採血と心電図検査を行いました。
手術の日程は、平成29年1月18日、19日、21日の中から選択することができましたが、
手術までの期間が短い方がいいと思ったこと、術前より術後にゆくり休みたかったこと
そして旦那の都合を考え、手術は翌日の18日に行うことにしました。

手術後は腹痛があるだろうこと、緊急で受診しなければならないこともあること
昼間一人でいるとまた突然涙が出て、うつ状態になる可能性があることも考え
手術が終わったら、そのまま実家に帰ることにしました。
母に連絡をし、手術が明日になったこと、9時に受診し12時頃手術になること
実家にしばらく帰りたいことを伝えました。
母も父も明日病院に来てくれることになりました。

病院からの帰り道、旦那の実家に寄りました。
お義母さんはいませんでしたが、お義父さんはいました。
「やっぱりダメだったのか?」
そう聞いてきたお義父さんに、ダメだったことを伝えると
とても残念そうな顔をしていました。
原因はおそらく染色体異常であること、そして反復性はほとんどないことを伝えると
とてもほっとしていました。
「明日俺が行ってもどうしようもないのか?」
と、お義父さんが聞いてきて、その優しさがとても嬉しかったです。
 ※この時の私は、まさか今後、この染色体異常と習慣性流産に悩むことになるとは、思ってもいませんでした。


義実家からの帰り道、旦那が「家を見に行こう」と言いました。
この時、新築の家をちょうど建てている途中でしたので、その家を見に行きました。
そこには

わくわくする未来

がありました。
これから建ち上がる、夢の詰まった未来の我が家を見て、少し気持ちが前向きになりました。
夕食は焼き鳥とラーメンを旦那が作ってくれました。
しばらく入浴できないだろうと、お風呂にゆっくり浸かりました。

姉に報告すると絶対泣くだろうな、と思い、自宅に帰ってから電話をしてもらうことにしていました。
夜布団に入りながら姉に電話で話をすると、案の定姉は泣いていました。
私も泣きました。
けれど遠方に住んでいる姉は、
「私も悲しいんだけど、ぴょんたが悲しいのとはちょっと違うんだ。私は、ぴょんたが悲しんでいるのが悲しいの。もう、今すぐにでも帰りたい。辛いときに傍に居てあげられなくて、ごめんね。」
そう言ってくれました。
姉の愛情が嬉しく、自分は幸せだな、と感じました。

姉と電話をしているうちに、旦那は横で眠っていました。
眠っている旦那の背中にくっつくと、また涙が出てきました。



今日で平成が終わりますね。

令和こそ、私は妊娠して元気な赤ちゃんを産みます!!!





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